鳥海山の神代杉の一枚板です。
数寄屋建築等に主に使用されることが多く、深い緑色と杉特有の木目の美しさが絶妙なバランスです。幅83cm以上という神代杉において貴重なサイズですので、内装や框、板材としても非常に使いやすいです。
神代杉の“神代”とは、地震・火山活動等による影響で土中にそのまま埋もれて、酸素が遮断されることで腐敗することなく、極めて長い時間をかけて醸成された木材のことを指します。神代の杉を神代杉、神代の欅の場合には神代欅と呼称します。
神代系の木材の有名な産地のひとつが、鳥海山です。
今から約2500年前の紀元前466年秋に、現在の秋田・山形両県にまたがる鳥海山が崩落したことによって、天然の秋田杉や欅などが多量の土砂に埋もれてしまいました。それらが堆積して発掘されたものが、鳥海山の神代木材で、大変希少価値の高いものとされています。