〔寸法|関西間〕
長さ1間 × 幅1尺6寸(約1,910 × 484.8)
〔春日杉とは〕
春日大社の後背地には、特別天然記念物に指定された春日山原始林が広がっています。その地で育つ春日杉は銘木として、古来より天井板などの建築材、木工品として高く評価されてきました。
春日杉の中でも特に優れたものは、300~500年生の老大木で、秀吉の時代に献植されたと言い伝えられています。桃色がかった赤身と、緻密で美しい笹杢が特徴です。その美しい赤身と独特の木目は全国的に評価が高く、天井板などに用いられ、木造文化の中で重宝されてきました。
春日杉が生育する春日山原始林は、1998年に世界遺産に登録され、一切の伐採が禁止されたため、現在利用できるのは自然に倒れた木材のみです。このため、春日杉は極めて希少な銘木となり、その特有の香りと数百年の年月を経た杢目の美しさは、他に類を見ない価値を持っています。
今日では、春日杉の大部分が天井板として使用され、残りは落とし掛けや長押など高級建築材や木工品としても珍重されています。
住所:大阪府摂津市鳥飼銘木町15-17
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