霧島杉の最上の杢目が詰まった天井板です。
〔寸法|関西間〕
長さ1間 × 幅1尺3寸(約1,910 × 393.9)
〔霧島杉とは〕
霧島火山系一帯、特に南九州で産する霧島杉は、大径木として知られていますが、現在ではそのほとんどが神社の神木となり、自然倒木や枯木のみが使用できる稀少な木材です。
霧島杉の心材は黄色味を帯びつつ淡い紅色をしています。木目は緻密で美しい肌目が特徴です。中でも、笹の葉が散らばったような優雅な杢目「笹杢」が美しく入ったものは、天井板や床柱として高い評価を受けています。
霧島神宮の神宮林に限定すると、胸高直径0.5m以上、樹齢70年以上の霧島杉の蓄積量はおよそ1,900立方mとされ、その中で杢が美しい銘木級の樹齢400年以上のものは、わずか400立方mに過ぎないそうです。
そのため、霧島杉は非常に貴重な資源といえます。
板に挽いた際に現れる杢目は繊細で、特に数奇屋の天井板として好まれることが多く、樹齢400年を超えるものでは脂が乗り、美しい杢が浮かび上がります。こうした霧島杉は、天井板や欄間、床柱として加工され、その落ち着いた杢目は全国的に高く評価されています。
住所:大阪府摂津市鳥飼銘木町15-17
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